影山

クレームは避けて通れません。

この仕事をしていると,どうしても避けられないのがお客様からのクレームです。いろいろな種類のクレームがありますが,やはり施工に関するクレームが時折り発生します。これまでにこのブログでお話ししたように,弊社には何人もの4Star技術者がいます。それなのにどうして施工に関するクレームがあるのでしょうか?

一つの理由はフィルムの特性にあります。フィルムの種類によっては貼っているときはきれいに貼れているように見えても,時間がたつと浮いてきたりエアが入って膨らんでしまったりすることがあります。特に寒い時期に貼ると,しっかり圧着したと思っても,そしてアフターヒートと言って熱を加えて圧着しても,数日たつと太陽光で温められて,ピタッとくっついていなかった部分のエアが膨張して,あちこちに浮きが出てきてしまうことがあります。それはフィルムのメーカーがフィルムの位置決めと施工のしやすさを考えて,糊面に小さなガラスビーズや格子状の溝を付けてくれているからなんです。これはとても便利で確かに貼りやすいのですが,先に挙げたような問題が生じることもあります。

「わかっているなら最初っからちゃんとすればいいのに」って思われるかもしれませんが,そこがなかなか難しいんですね。でもそんなクレームに対しても,私たちは迅速に対応できるように努力しています。先日も,教習車への施工で今申し上げたような問題が生じましたが,教習所の休みの日に数台ずつ補修をしてしっかり仕上げ直すことができました。

他にもクレームの原因となることはありますが,その都度,真摯にとらえてなるべく早く,そしてお客様へのご迷惑を極力減らす仕方で対応できるように努力しています。「クレームへの対応が良かった」と言ってくださるお客様もいらっしゃいます。これからも私たちが扱う多数のフィルム特性に関する知識を増やして,クレームを未然に防ぐことができるように勉強も続けてまいります。避けられないクレームと避けられるクレームがあると思いますので,避けられるクレームを極力減らせるように努力したいと考えています。